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ACHIEVEMENTS研究成果

ACHIEVEMENTS

研究成果

プレスリリース

2020.04.17

iPS角膜上皮細胞の安価で簡便な純化法を確立

大阪大学 大学院医学系研究科の林竜平 寄附講座教授(幹細胞応用医学寄附講座)、西田幸二 教授(眼科学、先導的学際研究機構 生命医科学融合フロンティア研究部門)、柴田峻 共同研究員(ロート製薬株式会社、幹細胞応用医学寄附講座)らの研究グループは大阪大学 蛋白質研究所の関口清俊 寄附研究部門教授らと共同で、iPS細胞から作製した様々な眼の細胞を含む細胞群から、角膜上皮細胞のみを純化する新たな方法を確立しました。研究グループは、それぞれの眼の細胞の種類ごとに、基底膜タンパク質ラミニンに対して、接着性や増殖性が異なることを見出し、角膜上皮細胞の純化に応用しました。

 本成果により、外傷や病気により、角膜上皮の幹細胞が失われた難治性角膜疾患に対する新たな再生医療として期待されるiPS角膜上皮細胞シート移植治療の普及や産業応用に向けたiPS角膜上皮細胞の単離法・細胞シート製造の簡便化・効率化・コスト削減等が期待されます。
本研究成果は、米国科学雑誌『Stem Cell Reports』に4月14日(3月19日オンライン先行掲載)に掲載されました。

 

■問い合わせ先

大阪大学 蛋白質研究所 マトリクソーム科学(ニッピ)寄附研究部門
寄附研究部門教授 関口 清俊(せきぐち きよとし)
TEL:06-6105-5935   FAX: 06-6105-5936
E-mail: sekiguch[at]protein.osaka-u.ac.jp

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