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ACHIEVEMENTS研究成果

ACHIEVEMENTS

研究成果

プレスリリース

2020.10.15

ヒト肺炎病原菌で感染の鍵となる分子の構造を解明 ~マイコプラズマ・ニューモニエの接着、滑走、抗原性変化のタンパク質~

大阪市立大学理学研究科 宮田 真人(みやた まこと)教授らの研究チームは、ヒトに肺炎を発症させる細菌、マイコプラズマ・ニューモニエがヒトに感染するために接着と滑走を行うためのタンパク質複合体、“Nap”の構造を、世界で初めて原子レベルで明らかにしました。

本研究は、大阪大学大学院生命機能研究科の難波 啓一特任教授ら、蛋白質研究所の加藤 貴之教授、川本 晃大助教ら、国立感染症研究所の見理 剛室長ら、そしてスペイン、バルセロナとドイツ、フランクフルトの計9つ研究チームとの共同で行われました。

この研究成果は、2020年10月14日(水)18時(日本時間)にイギリスのオンライン科学雑誌である『Nature Communications』に掲載されました。

<掲載情報>

 雑誌名:Nature Communications(IF=12.1)

論文名:Immunodominant proteins P1 and P40/P90 from human pathogen Mycoplasma pneumoniae

著者:David Vizarraga, Akihiro Kawamoto, U Matsumoto, Ramiro Illanes, Rosa Pérez-Luque, Jesús Martín1, Rocco Mazzolini, Paula Bierge, Oscar Q. Pich, Mateu Espasa, Isabel Sanfeliu, Juliana Esperalba, Miguel Fernandez-Huerta, Margot P. Scheffer, Jaume Pinyol, Achilleas S. Frangakis, Maria Lluch-Senar, Shigetarou Mori, Keigo Shibayama, Tsuyoshi Kenri, Takayuki Kato, Keiichi Namba, Ignacio Fita, Makoto Miyata* and David Aparicio*

URL:https://doi.org/10.1038/s41467-020-18777-y

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